
ハリネズミを飼い始めて5ヶ月が経ちました。日々のツンデレな行動に癒される毎日です。
ハリネズミを飼う前に下調べをしている方に向けて、これさえ読んでおけばハリネズミをお迎えできるようにハリネズミマニュアルを作成しました。
実際に私がハリネズミを飼う前に調べた事、現在使用しているアイテム、1日のお世話スケジュールをご紹介します。
ハリネズミはどんな生き物なのか
ハリネズミを飼う前にどんな生き物なのか基本的なところを把握して、飼うときのイメージを掴んでおきましょう。
猫や犬とは違う部分も多いので自分に合うかどうか知っておくことが大切です。
種類
日本で飼われているハリネズミはヨツユビハリネズミのみです。その名の通り指が4本なのが特徴です。世界を見ると他にも色んな種類のハリネズミがいますが、日本では特定外来生物のためヨツユビハリネズミしか飼うことができません。
ヨツユビハリネズミの中でもカラーが異なります。スタンダード(ソルト&ペッパー)、シナモン、アルビノ、パイドなどなど他にも細かく分けると沢山あります。
スタンダード(ソルト&ペッパー)
みなさんがよく知っているハリネズミがこのカラーです。針の部分が茶色と黒っぽいのが特徴です。
シナモン
針の部分がシナモン(オレンジがかった白)カラーなのが特徴です。鼻の部分がピンクから茶色の個体がいます。
アルビノ
針は白く赤い目をしているのが特徴です。ちょっと体が弱い傾向にあります。
パイド
スタンダードカラーに白い針が混ざっているように、針の部分がミックスカラーになっているのが特徴です。ちなみに私の家の子もパイドです。ほとんどスタンダードに見えますが。珍しいカラーの子は値段も高いようです。
大きさ
個体によって変わってきますが体長は20cm前後、体重は300gから500gです。オスはメスより一回り大きくなります。
うちの子は現在両手に乗るサイズです。オスなのでもう少し大きくなるかなと思っています。ハムスターよりは大きく、ウサギより小さいです。
性格
基本的にハリネズミはとっても臆病です。ご存知の通り怖いとすぐに丸まってイガグリになります。
うちの子も同じく臆病で、音が鳴ったり何かが動くと半イガグリになります。日常生活である人がくしゃみする音や笑い声にも反応してびっくりしています。
ハリネズミには静かにゆっくり接してあげる必要があります。
鳴き声
基本的には鳴き声と言うよりも空気の漏れるような音なので、猫や犬のようには鳴きません。
何かを探すときなど好奇心旺盛に歩き回っているときはフシュフシュと鼻息のような音を出しています。
嫌なことをされた時や驚いた時はプシューーっと音を出してイガグリになります。
かなり懐いてくるとピーピーと鳥のような声で鳴きます。うちの子はピーピーと鳴いてくれたことはありません。いつか鳴いてくれるといいなと思っています。
匂い
ハリネズミ本人には匂いはありません。排泄物が臭うので、ゲージの中を綺麗に掃除してあげる必要があります。
実際私自身は排泄物もそんなに臭わないと感じています。どちらかと言えばハリネズミのエサの方が匂いがきついです。
エサ
ハリネズミのエサはキャットフードやドックフードのようにハリネズミ用のエサがあります。これを買っておけば問題ありません。
ただし好き嫌いが激しいのでエサを食べなくなることがあります。何種類かのエサをストックしておくといいでしょう。
そして仲良くなるにはおやつも用意してあげると喜びます。このおやつもハリネズミのおやつとして売っています。うちの子はチーズクッキーが大好きです。私が抱っこしている時は食べてくれないのが残念なところです。
寿命
寿命は3年から5年ほどです。病気をせずに健康体で飼育をしていれば、もっと長く生きてくれます。
それでも猫や犬に比べると短いなと思います。
値段
値段はだいたい10000円から30000円です。カラーによっては珍しいためもっと高くなることもあります。
うちの子は27000円でした。
ハリネズミ自体エキゾチックアニマルの中では安いほうだと思います。
購入場所
最近は通常のペットショップでもハリネズミを扱っている店舗が増えました。ペットショップのHPを見てみると1、2匹売っています。
またブリーダーから直接買うこともできます。
私はペットショップで買いました。HPでハリネズミを扱っているお店を見つけて、そのお店へ足を運びました。色々調べましたが猫や犬に比べるとまだまだ扱っているところは少ないので見つけるのに苦労しました。
ハリネズミを選ぶ時は目ヤニがないか、傷はしてないか、足を引きずってないかなど健康な体かどうかを確認するようにしてください。
劣悪な環境で繁殖させられてハリネズミ同士が喧嘩したり傷つけあったりしている場合があるため、自分の目でしっかりチェックしてあげてください。
揃えるべき必要アイテム
ハリネズミをお迎えに行く前に住むところを整えておきましょう。私の家で実際に使っているアイテムを紹介します。
ケージ
ケージはガラスのタイプにしました。側面が柵のタイプもありますが、汚れがついたときに拭き取るだけで簡単に掃除できるのでガラスにしました。私が使っているケージは広さも十分にあり、夜に活発なハリネズミにとって嬉しいサイズだと思います。

床材
床材については色々試している最中で悩み中ですが、手始めはコーンリターを飼っておくといいと思います。広葉樹のチップはアレルギー反応を起こしてしまう子もいるため、コーンリターはトウモロコシから作られているので安心です。
排泄物の匂い対策にもなり、更にケージの底に敷いていてもオシャレで見た目もいいなと思っています。

寝床
うちの子の寝床にはナチュラルウッドのMサイズにしています。トンネルみたいにしたり、階段みたいに伸ばしたり、自由に形が変えれるのが嬉しいところです。
見た目もインテリアみたいでオシャレなとこも気に入っています。

エサ
うちの子はペットショップにいた頃に食べていたエサと同じものを購入しまいした。ハリネズミは偏食なので今まで食べていたものと同じものがいいだろうと考えました。
直径1cmくらいの円柱型で、猫のカリカリみたいに硬いので水でふやかしてから与えています。

エサ・水入れ
透明な部分に水を沢山溜めておくことが出来るので1日や2日は水を変えなくても大丈夫なくらいです。
重みもあるのでハリネズミが暴れても溢れないのも嬉しいところです。

回し車
ハリネズミは思ったよりも早く走ります。このホイールはうちの子が走ってもとても静かでした。また、走りながらウンチをしてしまっても網目状なので間から落ちてくれます。プラスチックのホイールより掃除がしやすいのでありがたいです。
子供の頃のハリネズミにとっては網目が大きすぎて走るときに怪我をする可能性があるので、足のサイズが大きくなるまで何かカバーをしてあげてください。

ヒーター
冬にお迎えしたのでヒーターを設置しました。このヒーターは表と裏で2段階の温度があり調節しやすいです。
汚れがついても拭き取るだけで掃除もしやすいです。うちの子はこのヒーターが大好きで、いつもベターっと足と手を伸ばして寝ていました。

温度計
美観を損ねるのが嫌だったので小さくてシンプルな温度計にしました。

とりあえずこれだけは必要だと考えるアイテムを載せました。他にもハリネズミをお世話する際にあったら便利なアイテムがいくつかあります。
改めて、ハリネズミを買うために必要なアイテムを別の記事にまとめたいと考えています。
1日のお世話スケジュール
ここからは実際にハリネズミのお世話の流れを紹介したいと思います。朝起きてからと寝る前の二つに分けてご紹介します。
朝起きてからやる事
1、夜中に大暴れしているハリネズミの家を綺麗に掃除します。
掃除は床材と共に排泄物を撤去し、ガラスに飛び散っている汚れを拭き取ります。その際にうんちの量や色を確認し健康状態をチェックします。
2、朝ごはんをあげます。
ごはんは事前に水でふやかしておいてください。夜ごはんをどれくらい食べてるか確認し、ここでも健康状態をみます。お水も交換します。
寝る前にやる事
1、夜ごはんをあげます。
昼間はほとんど寝ているので掃除は必要ありません。うちの子はごはんをあげながらハリネズミと遊ぶ時間を作っています。
以上が一日のお世話内容です。本当に簡単です。
後は週1回くらいの頻度で床材を取り替えたり、ケージを拭いたり、ケージの全体を綺麗に掃除してあげてください。
ハリネズミの体が汚れた場合は、お風呂に入れたり拭いたりしてあげるといいでしょう。
爪が伸びてくると怪我をする恐れがあるので、爪切りで手入れをしてあげてください。爪の切り方としては、爪の付け根は血管が通っているので、白い部分だけをカットします。
知っておくべき事
ハリネズミを飼いたいと思ったときに誰もが感じる疑問点をあげてみました。
針は痛いのか
イガグリになったハリネズミを触るとやっぱり痛いですが、爪楊枝くらいの痛さなので私は素手で触っちゃってます。飼い始めたばかりでイガグリ状態が続く場合は、専用の手袋があるのでそれを使用してもいいと思います。
怒っていないときは針を立たせていないので痛くありませんし、刺してくることはありません。
躾はできるのか
ハリネズミは猫や犬のように躾けることはできません。
芸を教えることももちろんできませんが、ハリネズミは耳がいいので飼い主の声を覚えて反応してくれる子もいます。
トイレの位置も覚えることはできません。しかしハリネズミは自分の寝床は汚さない習性があるので、トイレの位置は飼ってるうちにだいたい決まってきます。
うちの子は夜中に走り回ってウンチを蹴飛ばしているようで、床のいたるところに飛び散っています。トイレの位置を固定するのは諦めました。
噛むのか
ハリネズミの噛む噛まないをコントロールすることはできません。ハリネズミは目が悪いため口の近くに手を近づけるとエサと間違えて噛んでしまうことがあります。
うちの子はエサと間違える以外で故意的に噛もうとしてくることはありません。ただケージの掃除に使用しているビニール手袋が好きなのか嫌いなのか、それにだけは何故か積極的に噛みついてきます。
懐くのか
時間をかけてゆっくり接していけば、自然と懐いてくれると思います。もちろん個体差によっては全く懐いてくれない子もいます。
正直私自身も想像していたよりは懐いてくれてないなと感じています。動画みたいにお腹はなでさせてくれません。
しかし1日1日を比べると少しずつ慣れてきてくれているのが分かります。5ヶ月目にして最近は私の腕の中で寝てくれるようになりました。ゆっくり時間をかけて変化を楽しんでいきたいと思います。
病気について
ハリネズミは正しくお世話をすれば飼いやすい動物だとペットショップの方に教えてもらいました。そんなに神経質になる必要はないと思います。
しかしハリネズミについての情報が少ないのも確かです。異変があると心配になります。相談できる人がいると安心しますので、家の近くにハリネズミを扱う病院があるか確認しておいてあげてください。
まとめ
以上がハリネズミを飼う前に知っておいてほしい情報です。ハリネズミはどんな生き物でどのようにお世話するのか、少しでもお役に立ちましたでしょうか。
私もハリネズミを飼おうか迷っていましたが、今ではうちの子に迎え入れてよかったなと思っています。クリクリお目々の小さいハリネズミは見ているだけでも癒されます。
初めてお迎えに行ったときは片手サイズだったのですが、今では両手いっぱいのサイズまで成長しました。
あなたもハリネズミを飼ってみませんか。きっと素敵な相棒になってくれると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。Instagram(ハリスタグラム)とTwitterをやっております。よかったらそちらもよろしくお願いいたします。
ようやく少し抱っこさせてくれる #はりねずみ #ハリネズミ #ペット pic.twitter.com/xttuFMDAKw
— harihari_mogumogu (@hariharimogumo1) April 16, 2020
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